ボリビア オルロのカーニバル 治安情報と楽しみ方
オルロカーニバル中の治安について
カーニバル中のオルロ市内は非常に治安が悪いです。
観光客狙いのスリやひったくりをする軽犯罪者が国内外から集まってきます。
ボリビア人と外国人の観光客に加え、全国から参加する踊り子たちで
どこも常に大混雑しています。
とりわけパレード会場周辺やバスターミナル付近は人込みが多く、
犯罪に巻き込まれやすいので気を付けてください。
以前の記事内でも少し触れましたが、特に注意すべき犯罪傾向は以下の通りです。
・泡スプレーを顔にかけ、目が見えない・気を取られているすきに
身に着けている貴重品を奪う
(対策:まわりの様子を常に確認する。スプレーを手に持った人が近づいてきたら警戒する。※手元を隠している場合も怪しい。他人にわかる場所に貴重品を入れない。)
・階段状の鑑賞席の下から、足元に置いた荷物や貴重品を盗む
(対策:荷物を手元から離さない。貴重品は人の目につかないようにする。)
・レストランで食事中、そばに置かれた荷物を盗む
(対策:バックパックでさえ一瞬でなくなることがあります。大きな荷物だからといって油断して席から離れたところに置かないこと。店員は客の荷物を守ってくれないと自覚すること。背もたれにかけるなど、少しでも視界から外れる場所には置かない。)
強盗や殺人などの重犯罪は、
昼間に人通りの少ない場所を一人で歩かない、夜間の外出を避ける、などすれば
あまり深刻に心配する必要はありません。
カードや現金類、カメラや携帯電話を洋服の中にしまって
他人が簡単に盗ることができないようにすれば軽犯罪も充分防げるものです。
くれぐれもリュックを背中に背負って人込みを歩くことなどないようにしてください。
肩掛けかばんもすれ違いざまに刃物で切られて中身を盗られることが多いですので、
なるべく体の前に抱えて行動するのが無難です。
また、移動に長距離バスを利用する場合、
棚の上の荷物はもちろん、足元に置いた荷物がなくなったケースも
最近の邦人旅行者の犯罪被害として報告されていますので、
とにかく荷物は手から離さない、という気持ちで旅行してください。
オルロのカーニバルの楽しみ方
多くの観光客は世界遺産のカーニバルを充分に楽しみ、
満喫して帰ることができています。
防犯対策をしっかりとして、カーニバルの鑑賞を楽しみましょう。
その1 踊り子と写真を撮りまくる
鑑賞席でただ見ているだけでは飽きてしまうかもしれません。
そんな時はまわりの観客と一緒に手拍子をしたり、
立ち上がってリズムに乗ってみたり、
時にはパレードの列に入って踊り子たちと一緒に写真を撮ったりしましょう。
鑑賞席とパレードの間には仕切りがある場合が多いですが、
結構みんな柵の中に入って好き勝手なことをしているので大丈夫です。
(ずっと立ち止まっていると警備の人に邪魔だと注意されるかもしれません。)
踊っている最中でも踊り子たちは気さくに記念写真に応じてくれますが、
進みの早いダンスだと、立ち止まっている間にその踊り子が
グループから後れを取ってしまうことがありますので、
なるべく休憩時間を利用しましょう。
カーニバルの延長は4km、数時間かけてパレードするため、
時々休憩タイムが設けられます。
音楽が止まって、踊り子たちが踊りをやめたら列に近づいて
好きなだけ記念写真を頼んでも大丈夫です。
踊りごとに衣装がまったく違いますし、
同じ踊りのグループ内にも様々なキャラクターの踊り子がいるので、
違いを探しながら色々な踊り子と写真を撮ってくださいね。
寝っ転がって休憩している踊り子に添い寝してみたり。。
踊りの小道具を持たせてもらったり。。
抱っこしてもらったり。。。
一生の記念になる写真を撮って帰りましょう!
その2 泡スプレーで一緒に遊ぶ
前記事でも触れました、カーニバル期間中の水かけ合戦。
今は泡スプレーが主流です。
上の写真にあるものは、一応国内での流通が許可されている有毒性のないスプレー。
私がよく見かけるのは一番右のReyMomoですね。
パレード中は地元の子供たちや若者たちとスプレー合戦で是非楽しんでください。
※パレード参加中かどうかにかかわらず踊り子にかけるのは暗黙の禁止事項です。
踊りの衣装を着ている人にはかからないよう気を付けてください。
もし、濡らされるのは嫌だな、と合羽を着ていると
逆に思う存分かけてもいいと思われてとても狙われるので、
一番いいのは合羽に見えない防水の洋服です。(ウィンドブレーカーのようなタイプ)
その3 オルロ観光
あまりぱっとした観光資源のないオルロですが、
近年は、大きなマリア像(中にはカーニバルの歴史を紹介する博物館あり)や
ロープウェイができたり、なんとか頑張っているようです。
なかでも一番のお勧めはソカボン教会の地下にある鉱物博物館です。
教会内にある、実際に昔使われていた坑道への入口から
とても長ーい下り階段を下りていきます。
内部では実際に発掘される鉱物の見本や、運搬に利用されていた道具など、
ボリビアでの鉱山労働を知る資料を見学するとともに、
実際の坑道内の様子を少し知ることが可能です。
オルロやポトシでは観光客向けの鉱山ツアーが実施されている場所もあり、
実際に鉱山夫達が労働している現場を見学することができますが、
観光客にとっては非常にハードなツアーでもありますので、
そこまで本格的な鉱山ツアーは。。という人はソカボン教会を訪問してみましょう。
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オルロカーニバルの日帰りツアー
3 月2日(土曜日)のメインパレード鑑賞!
ラパス・コチャバンバから現地発着です。
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